陶器の焼きあがる
工程を見る
開片シリーズ
の茶杯などを作っている台湾の工房を見学しました。
工房の老板(社長)にお願いして特別に見学させていただきました。工房に着いた時はすでに夕刻で、職人さんたちも仕事が終っていたのですが茶器のできあがる工程をていねいに案内してもらえました。
原料をこねる大きな攪拌機
陶器の茶器を専門につくっているこの工房では蓋碗・茶海・茶杯といろんな形の茶器があります、石膏の型もたくさんあり、数多くの種類を作っています。
いろんな茶器の型
並べられた茶杯は、一度焼いたもの。
一度目はやや低い900度ぐらいの温度で焼き上げます。まだ表面の釉薬は塗っていない素焼きの状態です。
この工房では釉薬がとても美しい仕上がりの茶器ばかり。そのため素焼きした後の釉薬をかける工程が大切な作業となります。
素焼きの状態の茶杯
いろんな色を演出する釉薬の原料を調合する工程を実際にしてもらいました。
何種類かの釉薬の原料を配合後、よく混ぜるために左のようなポットに入れてよく攪拌します。
攪拌がきっちりできていないと焼き上がりに影響が出てしまいます。釉薬を攪拌して整えます。
『ポットミル』という機械を回して釉薬を混ぜ合わせます。スイッチを入れると機械が回りだしポットがゴロゴロと回転していきます。
比率にもとづいて釉薬の原料を配合します。ここはその作業場。
灑金杯
をつくるための釉薬をかける工程を説明してもらいました。
素焼きの茶器に釉薬をかけていきます。
灑金杯
を作る場合は赤茶色の釉薬をかけます。
茶杯にかける時は均等にかかるように吹き付けます、蓋碗などは釉薬につける方法をとります。茶器は素焼きなので釉薬のかかった表面ははすぐに乾燥します。
赤茶色の釉薬がこんな色に変身!
釉薬をかけた茶器を電気窯を使って焼き上げます。焼き上げるまでに何度も温度の調整が必要になります。
灑金杯
の美しい模様は、窯の温度を調節することでできた職人さんの技でもあるのです。
電気窯で焼き上げます
すっかりと日も暮れてしまいました。工房には卓球台がありピンポンが楽しめるようになっていました。みなさんとても親切でした。最後に職人さんと記念撮影しました。
この工房ではまだ試作品段階の新しい茶器のアイテムがいっぱいありました。新たな茶器の誕生を見守っていこうと思います。
おまけ、工房にて
・・・
茶器・茶葉を学ぶトップへもどる